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2013年4月24日 (水)

遺留分 遺言を作成すれば、「争族」はなくなるか

遺言を作成しておけば、相続が「争族」や「争続」になることを防ぐことができる、と言われています。
しかし、遺言を作成すれば、完全に争いがなくなるかと言えば、そうではありません。

遺言があっても、遺産分割の調停が申し立てられ、争いになっているケースもあります。
遺言が有効であるか、無効であるかということを訴訟で争うケースもあります。
また、「遺留分」というものもあります。

遺留分というのは、相続人に次の割合で相続財産をもらえる権利を確保しようという制度です。

相続のパターンと遺留分の割合
1 配偶者 → 1/2
2 配偶者+子 → 1/2
3 配偶者+直系尊属 → 1/2
4 配偶者+兄弟姉妹 → 1/2 ただし、配偶者のみ
5 子 → 1/2
6 直系尊属 → 1/3
7 兄弟姉妹 → なし

相続人が複数いる場合、遺留分を法定相続分の割合で分け合うことになります。

例えば、相続人が妻、子2人で、遺言者が相続人でない第三者に遺贈した場合、
相続財産のうち、妻は1/4を、子はそれぞれ1/8を遺留分として遺贈を受けた第三者からもらう権利があるということです。

長男に全部あげたいなという思いを遺言にした場合でも、他の相続人が遺留分を主張すると、長男が他の相続人に財産を分けなければならなくなるということです。
ただ、遺留分を主張するかどうかは遺留分の権利のある者の判断ですので、必ず財産を分けなくてはいけないかと言えばそうではありません。

被相続人の配偶者と兄弟姉妹が相続人になる場合には、連れ合いを亡くして心細くなっているときに、連れ合いの兄弟姉妹に遺産分割を持ちかけることは大変負担になると思います。
兄弟姉妹には、遺留分がありませんので、すべて配偶者に、という遺言を作成しておけば、遺産分割協議もすることなく、遺留分で争いになることもなく、財産の相続ができることになります。

遺言で紛争を100%防げるかというとそうではありませんが、紛争の可能性を下げることは間違いないと思います。

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さかした司法書士事務所 司法書士 坂下恵司
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